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  1. 鳥取市議会 1999-03-01
    平成11年 3月定例会(第1号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    1999年03月09日:平成11年 3月定例会(第1号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                     午前10時01分 開会 ◯議長(本多達郎君) これより平成11年3月鳥取市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。 日程第1 会期の決定 ◯議長(本多達郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月24日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありません  か。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(本多達郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。 日程第2 議案第1号平成11年度鳥取市一般会計予算から議案第53号財産の取得についてまで(提案説明) ◯議長(本多達郎君) 日程第2、議案第1号平成11年度鳥取市一般会計予算から議案第53号財産の取得についてまで、以上53案を一括して議題といたします。  提出者の説明を求めます。  西尾市長。                    〔市長 西尾迢富君 登壇〕 ◯市長(西尾迢富君) 本定例会に提案いたしました平成11年度鳥取市一般会計予算を初めとする諸議案の説明に先立ちまして、平成11年度に対応いたします所信の一端を申し述べさせていただきます。  私は、昨年4月に多数の市民の皆様の御支持をいただき、引き続き3期目の市政を担当させていただくこととなり、常に「公平・公正なまちづくり」の観点に立ち、市勢の発展と市民生活の安定、福祉の向上を願い、市民の幸せのため、「市民参加による心の通う明るく住みよいまちづくり」を目指し、時代の要請に応じた諸施策を展開してまいったところでございます。  本市のさらなる活性化を推進するため、新しい時代を担うすぐれた人材を育成することを目指して、県と共同で環境をテーマとした新しい大学の設立準備を進めておりますが、今月中には財団法人鳥取環境大学設立準備財団が認可の運びとなるなど、平成13年春の開学を目指して着々と準備を進めているところでございます。  そのほか、第6次総合計画に盛り込みました博物館建設、湖山池周辺整備等大型事業高齢者保険福祉計画に基づく諸施策につきましても、おおむね計画どおりの順調な進展を見ているところでございますし、念願であります中国横断道姫路鳥取線整備促進も、昨年5月に中心杭打ちが行われるなど、都市機能の一層の充実に弾みがついたところであります。  これらは、ひとえに議員各位をはじめ市民の皆様の温かい御支援、御協力のたまものと、深く感謝を申し上げる次第でございます。  今年は、市制施行110周年目の節目を迎える年であります。顧みますと、明治22年10月1日、鳥取市に市制が施行され、その後、震災、大火など不幸な出来事に遭遇しつつも、その都度、試練を乗り越えてこられた先人の方々の御労苦の礎があったればこそ、現在の鳥取市の繁栄があるわけでございまして、この市制施行110周年を契機に、さらなる市勢の発展に最善の努力を傾注してまいる所存でございます。
     110周年記念事業は、10月1日に市制施行110周年記念式典を挙行し、議員各位をはじめ市民の皆様と御一緒に慶祝するとともに、その他の各種行事といたしましては、「ドイツ・ハーナウ市訪鳥団受け入れ」、「ドイツにおける日本年への文化公演団派遣」、「豊かな海づくり大会」、「日本のふるさと音楽祭」、「鳥取サマーコンサート(仮称)」、「NHKラジオ公開番組誘致」などを予定いたしております。  また、本年度は、地方分権景気対策の推進、介護保険制度導入等に向けた対応など、多くの課題が山積みしている年ではありますが、また、来るべき21世紀に向かって、その基盤を築く重要な年でもあるとの認識のもと、中心市街地の活性化、観光の振興、市民生活向上のための社会資本整備、少子・高齢社会に対応した福祉の充実など、市民の幸せのため、「みんなでつくる明るくにぎわいのあるまち鳥取」の実現に向けて、諸施策を展開してまいる所存でございますので、引き続き、皆様方のなお一層の御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。  ところで、2月の月例経済報告では、景気対策の効果などにより、景況感の悪化に歯どめがかかりつつあることを強調した表現となっておりますが、景気は極めて厳しい状況にあることには変わりなく、昨年決定された緊急経済対策の効果が一日も早くあらわれることを期待しているところでございます。  それでは、平成11年度予算案から御説明申し上げます。  まず、国の予算は、いわゆる15カ月予算の考えのもとに、平成10年度第3次補正予算と一体的にとらえ、当面の景気回復に向け全力を尽くすとの観点に立って編成されるとともに、財政構造改革の基本的な考え方は維持し、限られた財源の中で経費の一層の合理化・効率化・重点化を図ること、また、社会経済情勢の変化に即応した、簡素にして効率的な行政の実現を目指し、所要の改革合理化措置を着実に実施することなどを基本的方針として編成され、一般会計予算では前年度当初比5.4%の伸びとなっております。  また、地方財政計画も、恒久的な減税の影響も含め、かつてない巨額の財源不足となるなど、極めて厳しい状況の中で、当面の緊急課題である経済再生への対応、少子・高齢社会に向けた地域福祉施策の充実などに対処しつつ、徹底した行政経費の抑制を基本として策定され、対前年度比1.6%の伸びとなっております。  さて、本市の平成11年度の当初予算でございますが、さきに申し述べました国の予算及び地方財政計画の基調に配慮しつつ、限られた財源の重点的配分経費支出の効率化に徹するとともに、経費全般について徹底した節減・合理化を進め、財政の健全性の確保に努める中で、住民福祉の向上に配慮しつつ、さきに申し述べました施策の実現に向けて編成したところでございまして、情報公開介護保険、環境問題などの新時代への対応と市民生活重視堅実型予算と位置づけておりまして、一般会計予算規模は577億7,000万円と、前年度の肉づけ予算である6月補正予算後に比べ、伸び率は 4.9%の減となったところでございます。  また、特別会計348億436万7,000円、企業会計185億4,088万1,000円を合わせた総予算規模は1,111億1,524万8,000円となり、前年度の6月補正予算後に比べ2.9%の減となった次第でございます。  それでは、主要な施策につきまして、第6次総合計画の施策の柱に沿って、その概要を御説明申し上げます。  柱の第1は、「文化の薫りが高く、豊かな心がふれあうまちづくり」についてであります。  まず、生涯学習の推進でありますが、青年団体の育成と青年の相互交流の促進を図るため、ブロック単位で開催していた青年教室を、各地区公民館単位での開催とするとともに、各地区公民館独自の発想で取り組む特色ある公民館活動、キャプテンでの生涯学習情報提供市民大学講座ケーブルテレビで放送する生涯学習放送活用事業などを、引き続き実施いたします。  また、施設の整備といたしましては、美保地区公民館移転新築するとともに、年次的に、各地区公民館大広間の続き間に冷房設備を整備するよういたしております。  次に、次代を担う子供たちの育成についてでありますが、幼児教育の充実につきましては、私立幼稚園就園奨励補助対象区分を細分化し、就学前教育の奨励と保護者負担の軽減を図ることにいたしております。  義務教育の充実につきましては、国際化に向けて中学校教育の充実を図るため、引き続き語学指導等を行う外国青年を3人招致するとともに、情報化社会の進展に対応したマルチメディア環境の整備を図るため、年次的に導入を進めておりました教育用コンピュータは、授業を行うのに必要な整備として、小学校では児童2人に1台、中学校では生徒1人に1台の配置が完了いたします。また、読書教育の充実を図るため、年次的に配置しております小学校の図書館専任職員を、本年度も6人増員し、24人とし、その充実を図るよういたしております。  さらに、児童・生徒へのカウンセリング及び保護者、教員への指導助言を行い、いじめや校内暴力等問題行動、不登校等の学校不適応の解決を図るため、高度な専門知識・経験を有するスクールカウンセラーを中学校2校に配置するよう措置いたしております。  施設の整備といたしましては、昨年度から2カ年計画で全面改築に着手しております西中学校は、校舎のほか屋内運動場屋外運動場も整備するよういたしておりますし、浜坂小学校校舎の増築、城北小学校水泳プール建設もいたします。また、年次的に取り組んでおりました小学校の通学路除雪用除雪機の購入は、本年度で完了いたします。  大学教育等の充実につきましては、新大学の平成13年4月の開学に向けて、本年度は、さきに申し述べました財団法人鳥取環境大学設立準備財団において開学の準備を進めますとともに、施設の建設に着手いたしますし、文部省に対し、大学設置認可申請及び学校法人寄付行為認可申請を行う事といたしております。  また、市民の皆様の御理解と御支援をいただき、魅力ある新大学をつくるため、設立準備財団を通じて、パンフレットの作成、インターネットホームページの作成などの普及・啓発事業も実施いたします。  次に、スポーツレクリエーション活動の振興についてでありますが、市民総スポーツ運動の推進につきましては、市民体育祭各種スポーツ教室スポーツレクリエーション祭などの諸行事を継続実施いたしますとともに、昨年度から取り組んでおります、各地域の少年スポーツクラブの指導者を対象とした、成長過程に応じた指導等についての研修会も引き続き開催いたします。  また、市営サッカー場バードスタジアムで予定されておりますJリーグ公式戦の開催運営に助成措置をすることにしております。  スポーツ施設の整備につきましては、米里体育館建設、中ノ郷小学校グラウンド夜間照明施設の新設を実施することにいたしております。  次に、女性の能力発揮についてでありますが、(仮称)鳥取市男女共同参画いきいきプランの策定につきましては、男女共同参画社会の実現に向けて、広範囲で多岐にわたる問題の解決のため、体系的、総合的、効果的な行動計画を本年夏に策定するよういたしております。  生活に根差した市民文化の振興につきましては、平成14年に本県で開催が予定されている「文化の国体」といわれる国民文化祭に向けて、準備調査をすることにいたしておりますし、市民文化祭市民音楽祭、菊花展などの開催に対し、引き続き、助成措置をするよういたしております。  文化財の保存につきましては、鳥取城跡保存修理として、引き続き、太鼓御門石垣復元修理をいたします。  また、郷土の歴史や文化を内外にアピールし、参加体験情報発信等の機能を備えた憩いとふれあいの場として建設を進めております(仮称)博物館は、本年度は、引き続き建設工事を進め、建物は本年6月ごろに完成となる予定でありまして、平成12年夏の開館を目指して、建物の乾燥、展示制作、駐車場の整備等を進めてまいります。  ボランティア活動の振興につきましては、市民のボランティア活動総合的窓口となるボランティアセンターで、引き続きボランティアに関する相談や活動紹介等その推進を図り、ボランティア活動支援体制の充実に努めてまいります。  次に、人権尊重社会づくりについてでありますが、推進組織の充実につきましては、人権専門機関として専門性を発揮した事業展開と機動的、弾力的な運営を図るため、財団法人鳥取人権情報センターを設立し、人権思想の一層の普及を目指してまいります。  また、総合的同和対策の促進につきましても、人権尊重基本理念に立った差別のない心豊かな明るい社会の実現を目指して、各分野にわたる総合的な同和対策を推進してまいります。  また、啓発活動の推進につきましては、引き続き、全小・中学校の保護者、教職員を対象とした研修及び町内会長全員を対象とした研修を実施するなど、同和教育の一層の推進に努めてまいります。  産業基盤の整備と就業環境の改善につきましては、農道、農業用用排水路等の整備を促進いたしますし、また、企業訪問により、企業みずからの同和問題に係る推進計画策定指導等に努めますとともに、企業を対象とした同和問題研修会企業啓発活動を推進いたします。  次に、柱の第2は、「人々が安心して生き生きと暮らせる明るいまちづくり」についてであります。  まず、安全で安心できるまちづくりについてでありますが、消防・防災対策の充実につきましては、地域防災計画に基づき、総合的な防災対策を積極的に推進してまいりますが、本年度は、老朽化しております防災行政無線の整備を行い、災害時の対応に万全を期してまいります。  また、がけ地の崩壊等により危険を及ぼすおそれのある区域内に点在する危険住宅の、安全な場所への移転を促進するため、新たに、移転者へ助成するよういたしておりますし、震災に強いまちづくりを促進するため、民間の特定建築物耐震診断について、引き続き助成するよういたしております。  さらに、自主防災組織の育成強化につきましては、地域の防災活動を組織的、効果的に行うため、全町内会の自主防災会結成の促進を図るとともに、災害時の各地区での拠点体制の充実を図るため、各地区自主防災会連合会単位に年次的に整備を進めております防災用資機材につきましては、本年度は非常用飲料水袋を配備し、市民の皆様の御協力をいただく中で、一体となって災害に強いまちづくりを目指してまいります。  また、防災施設の整備につきましては、倉田地区消防ポンプ自動車格納庫建設消火栓等の整備・充実に努めるとともに、年次的に防火水槽や消防ポンプ自動車を整備してまいります。  次に、生きがいと思いやりのある福祉社会づくりについてでありますが、児童・母子福祉の推進につきましては、仕事と育児の両立を目指す働く女性のニーズに対応するため、保育所で休日保育事業、低年齢児保育促進事業などを継続実施するとともに、一時保育事業については、現在の1カ所から2カ所に増やす計画にいたしております。  さらに、多様な保育ニーズに対応するため、保育所等では賄えない部分を補完する、育児相互援助組織である、ファミリーサポートセンターを設置するよう措置いたしております。  また、老朽化が進んでおります母子生活支援施設の改築のための調査研究に取り組むよう措置いたしております。  障害者福祉の推進につきましては、日常生活の利便と社会参加の拡大を図るため、重度障害者の方々へのタクシー料金の助成を引き続き実施するとともに、新たに、精神障害者小規模作業所への通所費の助成も措置いたしております。  地域保健医療体制の充実につきましては、引き続き、休日及び夜間急患診療所及び休日歯科急患診療所を、東部医師会及び東部歯科医師会で運営していただくよう措置いたしております。  市立病院につきましては、移転新築以来、患者数も順調に増加いたしておりまして、今年度は、高齢者など操作に不慣れな方のために、音声で操作を知らせる自動受付機の設置や、手狭になっております内科外来の待合室の改造を行うなど、患者サービスの向上を図るよう措置をいたしております。  健康づくりの推進につきましては、引き続き、3歳児健康診査妊婦健康診査乳児健康診査、6歳臼歯保護推進事業等を実施するほか、昨年度から実施しております2歳児歯科検診、両親学級、肥満児教室も実施するよう措置いたします。  次に、長寿社会への対応についてでありますが、まず、推進体制の整備につきましては、平成12年4月の介護保険制度導入に向けて、供給サービス量の見込みやサービス供給体制の確率等のための介護保険事業計画の策定、要介護認定事務介護支援専門員に対する介護サービス計画策定に係る事例研究等を実施いたします。  在宅福祉の充実といたしましては、社会福祉法人建設を進めていました桜ケ丘デイサービスセンターは、ヘルパーステーションを併設し、訪問入浴訪問給食も行うデイサービスセンターとして本年4月にオープンいたしますし、本年10月には、同じく、ヘルパーステーションを併設し、訪問入浴訪問給食も行うとともに、痴呆性高齢者を対象とするデイサービス事業も行う、南デイサービスセンターオープンする予定となっております。  また、10カ所目となります湖南デイサービスセンターは、ヘルパーステーションを併設し、訪問入浴訪問給食も行うデイサービスセンターとして、社会福祉法人が来年4月のオープンを目指して建設しますし、さらに、痴呆性老人を対象とするデイサービスセンターも、社会福祉法人が来年2月の完成を目指して建設しますが、本市もそれぞれに助成するよう措置いたしております。  ホームヘルプサービスにつきましても、本年4月には桜ケ丘ヘルパーステーションが、10月からは南ヘルパーステーションが、それぞれサービスを開始いたしますし、北ヘルパーステーションでは、4月から24時間対応ホームヘルプサービス事業を開始するなど、サービスの充実を図ってまいります。  施設福祉の充実につきましては、社会福祉法人が来年4月のオープンを目指して、若葉台地区建設を進めております特別養護老人ホームに助成するよう措置いたしておりますし、それぞれの社会福祉法人建設を進めている、吉岡地区ケアハウス浜坂地区ケアハウス、ショートステイの整備にも助成するよう措置いたしております。  また、市営住宅シルバーハウジング、いわゆる高齢者世話付住宅が整備されることに伴いまして、生活指導や相談、安否の確認、緊急時の対応などのサービスを提供する生活援助員派遣事業を開始いたします。  次に、ゆとりとうるおいのある生活基盤の整備についてでありますが、緑豊かな公園等の整備につきましては、湖山池周辺整備事業を継続実施いたしますし、2カ所目の街区公園の整備も実施いたします。  良好な住環境の整備につきましては、昨年度から2カ年計画で着手しております市営住宅材木団地の20戸、賀露団地の34戸の建て替えが完成いたします。また、湯所団地では本年度から2カ年計画で18戸の建て替えに着手いたしますし、円通寺B団地円通寺C団地古海団地を新規に建設いたします。  上水道の整備につきましては、安全で安定的な給水のため、感染すると下痢などの症状を起こす病原性原虫クリプトスポリジウム対策としての浄水処理施設を、本年度から5カ年計画で整備することにいたしております。なお、この対策に係る建設費の3分の1を一般会計から繰り出し、水道料金の値上げ幅を圧縮することといたします。  さらに、昨年度から整備を進めております震災時応急給水拠点整備事業として、送・配水管の耐震化及び配水池への緊急遮断弁設置も推進してまいります。  簡易水道等の整備につきましては、本年度から中砂見地区簡易水道施設の整備に着手いたしますし、昨年度から着手いたしております細見地区高路地区の整備を継続実施いたします。また、現在進めております、上水道給水区域に編入する統合簡易水道整備事業を推進するよう措置いたしております。  次に、公共下水道の整備につきましては、第8次下水道整備7カ年計画を推進するため、秋里処理区と千代水処理区の全体計画区域及び事業認可区域を拡大し、事業を計画的に推進してまいります。本年度は、千代川左岸地域千代水処理区の普及拡大に向けて、賀露、湖山、千代水地内の汚水管等の整備を促進してまいります。また、吉岡処理区につきましては、一部供用開始いたしておりますが、さらに、平成12年度末の全面供用開始に向けて、汚水管等の整備を推進いたします。  千代川右岸地域におきましては、昨年度から着手しております秋里下水終末処理場の増設、宮長ポンプ場の整備を進めてまいりますし、吉成、吉成南、大杙地内の汚水管等の整備を進めてまいります。  また、農業集落排水施設の整備につきましては、新たに蔵田・馬場地区に事業着手するほか、継続実施しております4地区の管渠整備等を推進いたします。また、年次的に進めております既設の処理場等の適正な管理のための集中監視システムの整備も、継続して整備してまいります。  次に、廃棄物の処理対策等の充実についてでございますが、町内会やPTA等が実施する古紙類やアルミ缶などの回収に対する助成を引き続き実施し、再資源化の推進を図るよう措置をいたしております。  地球環境問題への対応につきましては、地球環境保全のための具体的指針として「アジェンダ21鳥取市」を策定いたしておりますが、本市の環境に配慮する具体的行動を示す取り組みとして、アイドリングストップ運動エネルギー節約啓発用ステッカー等を作成いたしますし、低公害車を2台導入いたします。  柱の第3は、「交流が活発で活力に満ちた、にぎわいのあるまちづくり」についてであります。  まず、開かれたまちづくりについてでありますが、姉妹都市交流につきましては、平成7年に姉妹都市提携をいたしました岩国市とは、しゃんしゃん傘踊り団の派遣や岩国市からの伝統芸能団受け入れなどを継続実施するとともに、女性交流につきましては、本年度は岩国市からの訪問団を受け入れ、両市の交流をさらに深めてまいりますし、姫路市とは、親善スポーツ交歓大会、しゃんしゃん傘踊り団の派遣、しゃんしゃん祭への招致などを実施いたします。また、釧路市とは、市議会の議長、副議長が訪問し、親善を深めるほか、しゃんしゃん祭への招待、釧路港開港 100周年記念事業として釧路市が開催される観光と物産展への出展などを計画しております。  次に、国際交流の促進につきましては、引き続き、国際交流を行う外国青年をドイツと韓国から招致することにいたしております。  また、韓国・清州市との交流では、市議会議員相互訪問、清州市職員の行政研修受け入れ、中学生の受け入れを計画し、両市の友好関係を一層深めてまいります。  また、ドイツ・ハーナウ市からの市長を団長とする訪鳥団の受け入れ、ドイツ全地域で日本を総合的に紹介する「ドイツにおける日本年」の事業として、ハーナウ市市議会代表傘踊り保存会、市長等で構成する訪問団を派遣し、両市の友好関係を深めてまいります。  さらに、麒麟獅子舞保存会がベトナム・フエ市で行う麒麟獅子舞文化交流事業に対して、助成することといたしております。  次に、高速交通網の整備についてでありますが、中国横断自動車道姫路鳥取線につきましては、昨年、智頭町から河原町の区間について路線測量等が実施され、現在、設計作業が進められておりますが、鳥取市域においても、早く路線測量に着手できるよう努力しているところであります。このたび、市議会議員の皆様によって議員連盟を設立していただいたところでありまして、今後の整備促進に向けて、心強く、感謝いたしております。  また、姫路鳥取線の機能を代替する志戸坂峠道路の尾見・智頭間の工事促進を、山陰自動車道鳥取・青谷間につきましては、早期のルート決定について、さらに、鳥取豊岡宮津自動車道につきましては、事業着手されている駟馳山バイパスの早期整備について、引き続き努力してまいりたいと考えております。  次に、安全で効率的な総合交通体系の整備についてでありますが、国道の整備といたしましては、国道9号では、溝川・飛行場間の4車線化、国道29号津ノ井バイパスでは、未供用区間である南栄町・西大路間の整備、国道53号では若桜街道などの整備が、また、県道の整備といたしましては、鳥取鹿野倉吉線、郡家鹿野気高線、上町松並線等の整備が、さらに、地域高規格道路鳥取環状線につきましては、用地取得や千代橋の架け替え事業が継続される予定でありまして、事業の促進について引き続き協力してまいりたいと考えております。  市道の整備につきましては、まず、都市の骨格となります都市計画街路でございますが、西品治田園線、南町富桑線、停車場卯垣線、出合橋松並線等の整備を、また、このほかの市道の整備につきましては、晩稲飛行場線、滝山幹線、円護寺覚寺線、美術館通り等の整備を継続することとしており、さらに、環境大学への通学道路として、生山若葉台線に着手することとしております。  空港機能の充実につきましては、沖縄便の定期便化、東京便の4便化に向けての活動を推進するとともに、広島便コミューター路線の利用促進のためのPR経費等も措置いたしております。  鉄道、バス機能の充実につきましては、今後のバス路線の利用促進や運行維持対策について意見交換・研究を行うため、鳥取市バス路線問題対策研究会を設置いたします。  次に、市街地空間の整備・再編についてでありますが、土地区画整理事業につきましては、昨年度から着手しております弥生地区では、用地買収等を進めてまいりますし、千代水第2地区では、引き続き道路の築造、水道管の布設等を進めてまいります。また、秋里地区では、最終段階に入った工事物件移転を完了させ、換地処分の手続きに入ってまいりますし、大寺屋北方地区は、本年度から清算事務に入り、南安長地区では、引き続き清算事務を進めてまいります。  次に、魅力あふれる観光の振興についてでありますが、本年度は、しゃんしゃん祭が35周年の節目となりますので、開催日について、これまでの8月16日を8月13日と14日の2日間に変更し、記念式典姉妹都市交流レセプション、しゃんしゃんカーニバル等を実施するようにいたしております。また、今年はうさぎ年に当たることから、白兎大祭りを充実させ、白兎を全国にPRするよう措置いたしております。  さらに、昨年7月から運行されているループバスに対する運行助成や観光客の誘致促進を図るため、テレビ番組での観光宣伝、各種パンフレット、ポスター、ガイドブックの作成などを引き続き措置いたしております。  観光基盤の整備につきましても、鳥取砂丘景観保全計画に基づき除草対策に取り組むとともに、モニタリング調査等の景観保全のための調査を引き続き実施いたします。  次に、にぎわいのある商業・サービス業の振興についてでございますが、新たに商店街が取り組みます、街路灯やベンチ一体型モニュメント等を設置する商店街・商業集積活性化事業に対して助成するとともに、商店街の空き店舗対策として、鳥取商工会議所が取り組む商店街空き店舗対策モデル事業に対して、継続して助成するよう措置いたしております。  また、鳥取商工会議所が構想を策定中の、中心市街地の商業を全体的に見て管理・運営するTMO、いわゆる街づくり機関の設立準備経費について、新たに助成するよう措置いたしております。  活力に満ちた工業の振興につきましては、企業立地の促進や雇用の拡大、若者の地元定着を図るため、企業立地促進補助金制度に基づき、一定規模以上の設備投資をする誘致企業や地元企業に対し、引き続き助成するよう措置いたしております。  次に、地域の特性を生かした農林水産業の振興についてでありますが、まず、新しいむらづくりの推進については、新農山漁村活性化推進事業体系のもとで取り組んでおります、むらづくり活性化特別対策事業を引き続き実施いたします。また、ふるさと村推進事業、とっとりイモコンフェスティバル、有機無農薬農産物需給促進事業などを継続実施し、活力に満ちた農山漁村のむらづくりを促進してまいります。  また、地域農業基盤確立支援推進事業、環境保全型農業実践地区整備事業などを新規に実施するとともに、農業振興基金の果実を活用した、地域農業を担う人材育成、農業情報収集調査研究、女性・高齢者活き活き野菜等生産対策事業を継続して取り組むことといたしております。  林業の振興につきましては、緑化推進運動として毎年開催されております鳥取県育樹祭が、本年度は出合いの森公園での開催となり、本市も所要の措置いたしております。また、林道基盤の整備のため、県が施行する広域林道安蔵線開設事業の負担金についても、引き続き措置いたしております。  水産業の振興につきましては、沿岸漁業の漁場整備のため、並型漁礁を賀露沖へ措置するほか、鳥取港西浜地区の水産加工団地形成のため、用地の取得、加工施設を建設する水産加工業者へ融資する漁業経営安定化資金利子補給事業を、新たに実施いたします。  次に、足腰の強い中小企業の育成についてでありますが、長引く景気低迷により売上高が減少し、経営に支障を来している中小企業の資金繰りを図る緊急経済対策特別金融資金を継続実施するとともに、取引先の企業倒産等の突発的な取引変化に対応する関連倒産防止資金として、中小企業取引安定化対策資金を新たに実施いたします。このほか、新技術や新製品の開発研究等を促進するため、中小企業新分野進出等の助成事業を引き続き実施してまいります。  また、優秀な人材の確保と勤労者福祉の充実につきましては、市内中小企業の従業員を対象にパソコン研修等を行う、中小企業高度化人材育成事業を継続実施いたしますし、また、中小企業勤労者福祉サービスセンターに対し、所要の運営助成を行うよう措置いたしております。  次に、情報感度の高いまちづくりについてでありますが、本市のイメージアップや地域の活性化を図っていくため開設しておりますインターネットのホームページに、市報の全紙面を掲載するなど、内容の充実を図ってまいります。また、鳥取テレトピアのファクス情報サービスも、観光・商工情報をはじめ、市民に身近な情報を提供するよう措置いたしております。  このほか、市政の推進についてでありますが、市民の行政への参加や市政の透明性の向上を図るため、本年10月から情報公開制度を導入いたしますし、納税者の利便を図るため、市税の口座振替制度を導入いたします。また、市報のページ数を増やすなど、市民にわかりやすく、親しみの持てる広報活動を進めてまいります。  以上が、当初予算として計上いたしました主な事業の概要でございますが、これらの施策の推進に当たりましては、議員各位をはじめ、市民、関係団体の方々の御理解と御協力をいただきながら、最善の努力を払ってまいる所存でございます。  それでは、提案いたしました議案につきまして、御説明いたします。  議案第1号から議案第16号までは、一般会計特別会計企業会計の予算でございまして、ただいま申し述べました諸施策に基づき編成いたしたものでございます。  次に、議案第17号から議案第29号までは、いずれも平成10年度に係る補正予算の案件でございまして、国の緊急経済対策に関連いたしますJR鳥取駅へのエスカレーター設置助成や、農村型CATVを整備する農業農村多元情報活用施設整備事業などの投資的経費、除雪関係費、国及び県の承認に係る事務・事業やそのほかの義務的経費等の決算見込みに基づき、計上いたしております。  次は、条例等に関する案件でございまして、議案第30号は、情報公開制度の導入について必要な事項を定めるため、議案第31号は、高齢者世話付住宅生活援助員派遣手数料について定めるため、議案第32号は、精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例の用語を整理するため、議案第33号は、出合いの森公園の完成に伴い、その設置及び管理について必要な事項を定めるため、それぞれ条例を制定するものでございます。  議案第34号は、国際交流プラザの管理委託を廃止するため、議案第35号は、労働基準法等の一部改正に伴い、職員の勤務時間、休暇等について所要の整理を行うため、議案第36号は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い、特殊勤務手当の名称変更等を行うため、議案第37号は、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律の施行に伴い、所要の整理を行うため、それぞれ条例を整備しようとするものでございます。  議案第38号は、市営片原駐車場を24時間利用に供するとともに、使用料を改定するため、議案第39号は、矢矯簡易水道の全面改良に伴い、矢矯給水区域の料金を改定するため、議案第40号は、国民健康保険の葬祭費の支給額の引き上げ等を行うため、議案第41号は、町の区域の新設に伴い、農業委員会委員の第2選挙区に若葉台北1丁目を追加するため、それぞれ条例を整備しようとするものでございます。  議案第42号は、西円通寺及び明豊農業集落排水施設、汚泥脱水施設、汚泥堆肥化施設の完成に伴い、その設置等を定めるため、議案第43号及び議案第44号は、視聴覚ライブラリー及び湖山西地区公民館の管理委託を廃止するため、それぞれ条例を整備しようとするものでございます。  議案第45号は、クリプトスポリジウム対策による浄水方法の変更に伴い、水道事業経営の基本計画の見直しを行うため、議案第46号は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく第2種感染症指定医療機関への指定に当たり、所要の整理を行うため、議案第47号は、水道料金を改定するため、それぞれ条例の整備をしようとするものでございます。  議案第48号及び議案第49号は、道路法の規定に基づき、古海高住線をはじめ19路線の市道の認定及び江津秋里1号線の市道を廃止するため、議案第50号は、さきに議決を得て実施しております三津ほ場整備事業について、一部事業計画を変更する必要が生じましたので、議決を得ようとするものでございます。  議案第51号は、さきに議決を得て施工中の市道美術館通り線整備工事について、一部内容を変更する必要が生じましたので、議決を得ようとするものであり、議案第52号及び議案第53号は、いずれも用地取得に関する案件でございまして、議案第52号は、鳥取環境大学(仮称)用地を、議案第53号は、世紀小学校用地を取得するため、それぞれ議決を得ようとするものでございます。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げた次第でございます。  御審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。 ◯議長(本多達郎君) 本日は、これをもって散会いたします。                     午前10時53分 散会
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